2015年03月13日
部下指導は自分のため
おはようございます
今日は晴天ですが、花粉がすごいですね
週末なので、頑張っていきましょう!!
本日は「部下指導は自分のため」についてです。
人間は誰でも他人の短所が気になります。部下ならなおさらです。
しかし、短所ばかりを指摘された部下は、「自分は上司に嫌われている」「何で私ばかりが言われるのか」と、反発するでしょう。
これでは、「部下のために」と思った行動が裏目に出てしまいます。
こうならないためには、短所と合わせて、必ず長所も指摘することです。
そうすれば部下は、「自分のことをきちんと見ていてくれる」と感じます。
そして、短所の指摘についても、素直に受け止められるようになります。
このときに気をつけたいのが話す順番です。
先に短所を指摘し、後で長所をほめます。
「お願いした資料だけど、相変わらず誤字脱字が多いね。仕上げたら何度も読み直すこと。あなたは、周りに気配りができる人だといつも感心しているんだ。仕事にだって細かい気配りができるはずだよ。もう一度しっかり見直してくださいね」
このように、最後に長所を付け加えると、後味の悪さが残らず、部下は気分良く仕事を続けることができるでしょう。
部下の行動は、上司の指導法を映し出す鏡のようなものです。
他のセクションの同僚から「部下の○○君、最近キミに似てきたね」と言われた経験はありませんか。
上司であるあなたが、丁寧な接客をすれば部下もそれを見習い、強引な営業を繰り返していれば、強引な仕事をする部下が育ちます。
言い換えれば、部下の動きを見ることで、上司である自分の行動を客観的に見ることができるということです。
部下の行動から、自分の良い点、悪い点を反省し、改善することで上司も成長することができます。
これに気がつくと、日常の部下を見る目も変わってくるはずです。
初めて上司の立場になれば、悩みや戸惑いがあるでしょう。
自分の仕事に忙殺され、部下をじっくり指導する余裕がない。
できる上司だと思われたくて、背伸びをしてしまう。
そんな上司に一言アドバイスさせてください。
「まだ自分は一人前の上司ではないけれど、みんなと一緒に頑張っていきたい」「私に足りないことがあったら、どんどん言ってください」と謙虚に語ることで、部下との距離はグッと縮まります。
そうすれば、部下は喜んで上司を助けようとするし、自分の考えを積極的に出すようにもなるはずです。
私も上司歴は長くなりましたが、部下から学ぶことは実にたくさんあります。
世代の違う若い人たちの考え方を学び、異なる価値観を知ることもできます。
また、良かれと思った部下指導が効果を発揮せず、自分の至らなさを思い知ることもあります。
このような失敗を経験し、反省することで上司として成長することができるのです。
部下育ては上司の役割ですが、ともに成長するということでは、上司と部下は平等な機会を持っているのです。
「部下指導は自分のため」と思うことが大切です。
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