2012年11月07日
国の年金はそう簡単に破綻しない

今日も出張先の京都からの更新です

お天気は晴れ

気持ちが良いですね!!
本日は「国の年金はそう簡単に破綻しない」についてです。
日経新聞WEB版より
ここから
年金破綻論者の意見は多く目にしても、「年金破綻しない論者」の意見はあまり見ないと思います。私は「年金破綻しない論者」です。
理由は簡単です。国の財政にとって年金制度を破綻させることは得ではないからです。
今年は生活保護の不正受給が大きな問題となりました。
生活保護は全額税財源でまかなわれます。
これに対して年金制度は保険料と税金で運営されています。
もし、年金制度を破綻させると、国は財産のないお年寄りについては生活保護を支給しなければなりません。
生活保護は憲法で生存権を保障している以上、支払わなければならない責任があるからです。
すでに3000万人に達している年金受給者が全額税金で払う生活保護を全員請求してくるのと、破綻させずにかじ取りしながら公的年金制度を維持するのと、どちらが得かは一目瞭然です。
国は何があっても年金の破綻を宣言しないはずです。
個人にとっても同様です。
働いて税金を納める現役世代からすれば、年金が破綻すると厚生年金保険料を納めなくてもすむかもしれませんが、生活保護支給のために所得税大増税になることでしょう。
あるいは両親のために仕送りをしなければならず、生活は今よりも苦しくなるはずです。
「年金積立金がX年で空っぽになるから破綻するのでは?」と言う人もいますが、そもそも年金積立金を100兆円ためられている国は世界にほとんどありません。
税収が2カ月ゼロになると年金が払えない、というような先進国もたくさんあるほどです。
むしろ年金積立金をここまでためられたことで、団塊世代が大量に年金生活者になってもバッファーが生まれましたし、年金改正が遅れても何とかやりくりができているのが本当の姿です。
問題はむしろ政治決断の遅れで財源確保を先送りしていることで、積立金はさらなる悪化から日本の年金制度を救っていると考えられます。
ここまで
年金制度の本当の姿がわかりいくいので、すぐに「破綻」と考えてしまうのでしょう。
しかし、今までの制度ではNGと言うことなのです。
生活保護、年金制度、問題点はおおくありますが、年金の正確な理解が必要です。
これがおろそかになっているので、うわさに惑わされてしまうのでしょう。
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