2010年12月28日

社員を育てるには管理か放任か?

おはようございます

今日も冬ばれ

寒いですね!

今年の夏の暑さを忘れてしまいそうです。

本日は「社員を育てるには管理か放任か?」についてです。

 

景気の回復は厳しく

○ 雇用の状況

○ 求人の状況

などは、まだまだ上向きとはいえない状況です。


来年はどんな一年となるのでしょうか?


とはいえ現場では、様々な問題が発生しております。

相変わらず、会社と社員の問題もよくご相談されます。

 

そこで今回は「管理か放任か?」についてみていきましょう。

それは、会社や組織の中で「がちがちに管理するか?」「社員に任せるか?」

わからないという内容です。


この件では、よく議論が分かれることがあります。


先日もある社長から

「管理しすぎると、社員は萎縮するし、任せるとサボるし・・・」

と相談を受けました。

 

この問題で、第一に考えることは、メンバーの成熟度です。

メンバー個人個人が仕事などに「判断」できる状況なら、

管理は少なくて済みます。


しかし、メンバーの成熟度が低く仕事に対して「判断」がつかない状況

であれば、行動、業務の進捗などをきちんと管理する必要があります。


上に立つ者としては

○ 部下を客観的に把握する

○ リーダーとしてのバランス感覚を持つ

ことが重要です。


社員をよく見て、管理と任せる部分のバランスをとることが重要です。


一般的にガチガチに管理すると

○ 考えることをしなくなる

○ 指示待ち族が増える

ということです。


かといって任せる部分を増やせば

○ 自分勝手に仕事を進める

○ 手抜きメンバーが増える

となってしまいます。


あなたの部下はいかがですか?

もしあなたの部下が成熟した大人の集団なら、

○ 教えることを抑える

○ 自主的に考えることを引き出す

ことを実行しましょう。


 
自主的に考えて対応できる人材が増える会社はとても強いです。

これは業種、業態問わず同じことが言えます。

 
しかし、自主的に考える社員を育成することは時間がかかります。

リーダーがきちんと教育し、瞬時に判断できる能力を持たないといけません。

さらに、とっさの判断力は「勘」に似た感覚を持たないと

その判断時期を逸することもあるでしょう。


これは、経験、教育だけではなく「感覚的なもの」を持ち合わせているか、

否かによります。


だから、優秀な社員がいる会社は、それだけでライバル会社と差別化

がはかれているのです。


ただし、優秀な社員を育てるのに時間がかかります。

また、育てあげたと思ったら「転職」してしまうかもしれません。

 
よって、優秀なリーダーは、社員全体を客観的に捉えて、

社員個人個人をきちんと見ていくことが重要ですね。


口では簡単に言うけれども、なかなか実行するのは難しいことです。

また、育て上げる場面では「かっちりとした管理」も必要となるでしょう。

 
私は、管理すること、任せることも重要だと思いますが、

メンバーが「自分の仕事に愛着を持つ」ことが第一だと思います。


管理することを前面に出すよりも、仕事の面白さが前に出れば

社員やメンバーはおのずと「自分でやりたくなる」ものです。


このことにフォーカスして、仕事を最小限に管理し、

自主的に動ける環境を整えることがとても大切です。 

 
このことを意識なしで、社員教育や社員管理はありえません。

社員の管理方法に悩んだら、社員個人個人が

○ なぜこの仕事をしているのか

○ 何でこの仕事が好きなのか

○ 将来的に何を目指すのか

を考えてみましょう。

 

私はコンサルの現場でこのようなお話をしております。

現場では、いろいろなタイプの会社、社長もいらっしゃいます。

しかし、この話をお伝えすると、皆さんご納得いただけます。


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utsumisr at 07:10│Comments(1)TrackBack(0) コミュニケーション 

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この記事へのコメント

1. Posted by 職務経歴書の書き方の見本   2010年12月30日 18:19
とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます。

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