2012年10月
2012年10月31日
現役ブラック企業社長が、社員を安くこき使う華麗な手口を暴露!
おはようございます
今日も秋晴れですね
気温は段々低くなってきています。
本日は「現役ブラック企業社長が、社員を安くこき使う華麗な手口を暴露!」についてです。
Business Journalより
ここから
給与、勤務時間、休日など労働条件が労働法に違反している、もしくはその企業が行っている事業そのものがなんらかの法令に違反しているなど、決して他人に入社を勧められない企業のことを「ブラック企業」という。
そんなブラック企業の実態に迫ってみた。
●入社して、この会社おかしいと思ったなら?
どのような会社でも、入社前、外からでは、その内情をうかがい知ることはできない。
では、もしブラック企業に入社してしまった場合は、どうすればいいのだろうか。
できるだけ早く、まっとうな企業に転職するしかないだろう。
決して我慢して長く勤めようと考えてはいけない。
なぜなら、そもそもブラック企業の経営者は、社員の人生を背負っているという発想がないのだ。
労働の対価である給与もできるだけ安く抑え、なんだかんだ理由をつけて、踏み倒すことさえ厭わない。
事実、従業員30名程度を擁するあるIT企業経営者のA氏は、自らをブラック企業経営者と認めたうえで、「従業員は敵だと思っている。いかに安くこき使い。文句を言わせず、上手に辞めさせるかだ」と言い切る。
従業員サイドに立ってみれば、こんな企業に長居し、忠誠を誓ったところで人生を空費するだけだ。
A氏は採用時、労働時間、待遇などに文句を言わず、黙々と働きそうな「使い勝手のいい人材」のみを採用するという。
A氏に詳しく話を聞いてみた。
●使い勝手のいい人間を採用して、こき使う
ーー「使い勝手のいい人材」の基準というか、見分け方は?
A氏 人の上に立とうとか、そういう野心がない人間。
人に使われるしか能のない人間だ。
学歴はあまり関係ない。
真面目で、人を疑うことを知らず、そこそこ育ちがよくて、素直に人の言うことを聞く、それでいて責任感が強いかどうかだ。
ーー御社における社員の待遇は? 給与や、勤務時間、休日などを教えてください。
A氏 給与は月に13万5000円。
残業代はない。
勤務時間は一応、朝9時から夕方5時まで。
昼休みも1時間ある。
しかし社員はみんな、自発的に朝は8時には会社に来ている。
夜も自発的に終電に乗れるまでは働いている。
泊まり込みも自発的に行ってくれている。
月2回は土曜日も出勤。
そうしないと仕事が回らないからね。
ーー本当に、それだけの勤務時間を要するほどの仕事があるんですか?
A氏 ない。
意図的に「仕事のための仕事」をつくって、長時間働かせているだけだ。
ーーなぜ、そのようなことを?
A氏 長時間働かせ、ピリピリした社内の空気に長く触れさせることで、余計なことを考えさせないようにするためだ。
今の言葉でいえば「社畜」というのかな。
そうすることが目的だな。
ーーそれにしても、条件面ではかなり厳しいですよ。
社員の方は文句を言わないですか?
A氏 文句を言うような人間は採用していない。
文句や不満を言わせないよう、社内の雰囲気を日頃からつくっている。
また最初にガツンとやっているので、社員から不満だの文句だの出ない。
ーー最初にガツンとやるとは、どういうことをやるのですか?
A氏 仕事でミスがなくても、些細なことで厳しく叱責する。
そしてそれをしばらく続け「このような仕事ぶりでは給与は払えない」と言う。
「お前はこんなにミスが多いが、それでも給料を払ってやってる」と刷り込む。
つまり経営者である私を怖いと思わせることだね。
ーーミスは徹底的に責めるというわけですね?
A氏 ミスに限らない。
勤務時間中の私用メールや電話、新聞など読んでいても「私用」としてどやしあげる。
これで社員へのにらみは利く。
もっとも、褒めるときには褒める。
「アメとムチの使い分け」も重要だ。
●劣悪な環境に慣れさせて、たまに優しくする
このIT企業経営者がいう「アメとムチ」は、劣悪な環境、雰囲気に慣れさせ、たまに優しくすることで、社員の喜びをくすぐるというものである。
例えば、この企業では、労働基準法で定められた休暇の取得すら、一切認めていない。
休暇が認められるのは、風邪をひいたなどの病欠時のみだ。
この部分がムチである。
ただし、たまに仕事量が少なくないとき、1000円程度の昼食をおごる、3000円程度の夕食をおごり、早めに帰す……これがアメだという。
A氏は、「日頃から厳しくしている分、たまにある『アメ』の部分で、社員は自分が認められていると思い込む。その心理につけ込むというわけ。これで社員は私の言うことを聞く」という。
引き続き、話を聞いてみよう。
ーーもし社員が、労働基準監督署にでも告発したら?
A氏 そういうことを考えさせないために、仕事を増やし、拘束時間を長くし、にらみを利かせてプレッシャーをかけている。
●社員が定着しないための環境づくり
ーー長くいる社員の方は、やはりその方が定年を迎えるその日まで、大事にされるおつもりですか?
A氏 それはない。
年齢が高くなれば、それだけ給料も上げなければならない。
長くてもせいぜい5年、できれば3年くらいで出て行ってもらいたい。
ーー誰しも、せっかく就職した会社を3年から5年で退職したいとは思わないでしょう?
A氏 それは居心地がいいところなら、それでもいい。
しかしうちは、まだまだそんな居心地のいい会社にできる余裕もなければ、するつもりもない。
3年から5年で自発的に辞めてもらう。
ーー皆さん、そのくらいの期間で都合よく辞めてくれるものですか?
A氏 1年目、2年目で、とにかくどやしつける。
ただし、少し仕事を覚えてきたら褒める。
この頃が一番使い勝手がいい。
でも、仕事の振り分けで、うちに長居しても同業他社で通用しそうなスキルなどは絶対に身につけさせないようにしている。
それに本人が気づいて、休暇も認めていないので、転職するにはうちを退職するしかないと気づかせるのです。
もちろん自発的に退職するときには、盛大な送別会はする。
それが退職金代わりになるというわけだ。
ーー古株で、仕事を覚えているような方の場合は、どうやって辞めさせるのですか?
A氏 仕事の面で無視する。
使い勝手がよくなると、ある程度権限を与えて、新人の指導もさせているが、些細なきっかけでいいので、新人の前で叱りつけ、それまでの権限を取り上げる。
これで普通は辞めていく。
ーー起業家として、そうした経営に思うところはありませんか?
A氏 まったくない。
今は一人一人が経営者という時代だ。
社会保険料まで、こちらが支払って、その恩恵を受けているのだから、それで十分だろう。
嫌なら自分が経営者になればいい。
企業経営とは、従業員をいかに効率よく働かせるかだ。
もっともそれは社員のためではなく、私の会社のためだ。
そこを履き違えてはいけない。
●さっさと見切りをつけるにしても……
これでは、とても企業として発展するとは思えないのだが、ある経営コンサルタントは、こうした経営姿勢について「確かに発展はしない。しかし経営を維持するという面では、あながち間違いではない」という。
また、こうしたブラック企業、経営者の下で働いた経験のある人は、「少ないながらも貯金ができて、退職し、失業保険で食いつなぎつつ、再就職に向けた活動を行うと、労働基準監督署に告発しようという気もうせた」と話す。
もしブラック企業に入社してしまった場合、さっさと見切りをつけて退職したほうがよさそうだが、一歩間違えればドツボにハマる可能性があるという。
ある労働基準監督官は、次のような本音を漏らす。
「早期退職で、きちんと仕事をしていない……、ゆえに会社に迷惑をかけたなどの理由で給与の支払いを拒んだり、逆に違約金を支払えという企業もある。あまりに労働者側に立った労働基準監督行政を行い、企業を閉鎖、倒産に追い込むと、それはそれで問題となり、我々もそうしたことを嫌う傾向がある。どのような仕事でも、給料をもらえる仕事をしている以上、従業員側が耐えてもらいたいというのが本音」
いやはやブラック企業に入社してしまうと、泣き寝入りしかなさそうだ。
ここまで
興味深い話が多かったです。
ある意味、経営者なら同感できる部分もあるかも・・・
しかし、やりすぎですね。
本当の意味での経営が必要です。
会社の存在意義、社会貢献、継続など。
これからは「人としての経営」を考えないと、本当の意味での良い社員が確保できないのではないでしょうか。
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2012年10月30日
9月の有効求人倍率、前月比0.02ポイント低下のの0.81倍
おはようございます
今日も良いお天気ですね
気温が下がってきましたが・・・。
本日は「9月の有効求人倍率、前月比0.02ポイント低下のの0.81倍」についてです。
日経新聞より
ここから
厚生労働省が30日朝発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.02ポイント低下の0.81倍だった。
低下は2009年7月以来、3年2カ月ぶり。
エコカー補助金の終了や東日本大震災後の生産回復の反動減が響いた自動車関連をはじめ、製造業で新規求人を抑える動きが広がった。
雇用の先行指数となる新規求人数は1.5%減の72万人と4カ月連続のマイナス。
新規求人倍率は0.09ポイント低下の1.24倍だった。
前年同月と比べた新規求人数(原数値)は5.3%増えた。
生活関連サービス業・娯楽業(12.3%増)、医療・福祉(11.2%増)、情報通信業(10.9%増)の増加が目立った。
一方、製造業は11.3%減と4カ月連続のマイナスだった。
自動車など輸送用機械が48.1%減と大幅に落ち込んだほか、生産用機械や電機、電子部品も新規求人を絞った。
世界的な景気減速や円高に加え、尖閣諸島を巡る日中関係の悪化が影響したもようだ。
都道府県別で有効求人倍率が最も高かったのは福井県の1.22倍、最も低かったのは沖縄県の0.41倍だった。
ここまで
製造業でのマイナスは少し気になりますね。
ただし、業種別で好調なところはどんどん伸びていくのでしょう。
中国との関係悪化は気になりますが・・・。
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2012年10月29日
企業役員の40%を女性に、欧州委が義務付け検討
おはようございます
今日は秋晴れ、快晴ですね
週のスタート!
頑張りましょう!!
本日は「企業役員の40%を女性に、欧州委が義務付け検討 」についてです。
日経新聞より
ここから
欧州委員会が企業幹部の一定比率を女性に割り当てる法案を検討している。
2020年までに監査役会の40%を女性にすることを域内の上場企業に求める方向だ。
中小企業を対象から外す一方、国が経営に関与する企業には早期の達成を求める。
英国など一部の国の反発に配慮し罰則規定は設けない方針だ。
企業の役員会と監査役会の女性登用拡大を目指しているが、今回は導入がしやすい監査役会を対象にする。
欧州は女性の社会進出の重要性で一致しているが、全体でみれば女性幹部の登用の動きが鈍いとの認識がある。
今年1月時点で欧州域内で大企業の女性役員比率は13.7%で、10年に比べて1.9ポイントの上昇にとどまった。
フィンランドやフランスなどは2割を超える半面、イタリアは1割に満たないなどばらつきも目立つ。
格安航空(LCC)大手のイージージェットのキャロリン・マッコール最高経営責任者(CEO)などが活躍するが、米国に比べ女性トップが少ないとの指摘もある。
英国やオランダなど9カ国は「目標は各国で考案・実施されるべきで、欧州規模での拘束力のある規定は支持しない」との書簡を欧州委首脳らに提出した。
欧州委員会は反対意見などを踏まえ、11月中旬の取りまとめへ調整を進める。
ここまで
欧州の女性役員についての記事です。
北欧の一部の国ではすでに実施されています。
賛否両論あるようですが、興味深いですね。
ちなみに、日本の女性役員等の割合比率は先進国中で最低の割合のようです。
日本では議論にはなっていないですね。
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2012年10月28日
厚年基金、10年で廃止 損失は保険料で穴埋めへ
おはようございます
今日はあいにくのお天気ですね
1雨ごとに冬に近づいていくのでしょう。
本日は「厚年基金、10年で廃止 損失は保険料で穴埋めへ 」についてです。
日経新聞より
ここから
厚生労働省が廃止の検討を始めた厚生年金基金制度の改革案の骨格が27日、明らかになった。
10年で制度を廃止するのが柱だ。
厚年基金の加入企業には公的年金部分の積み立て不足を自助努力で解消するよう求めるものの、それでも不足額が生じた場合、厚生年金保険料で穴埋めする。
厚労省は年末までに成案をまとめ、来年の通常国会への改革法案提出をめざす。
厚労省が11月2日に開く社会保障審議会年金部会の専門委員会で改革案を示す。
AIJ投資顧問による年金消失問題がきっかけとなり、厚労省は9月末に制度廃止の基本方針を決めていた。
厚年基金は運用難から財政が悪化している。
2012年3月末時点で、厚年基金の半数にあたる287基金が積み立て不足に陥り、その総額は1.1兆円にのぼる。
制度を存続しても財政健全化のメドがたたないことから、期限を区切って制度を廃止する。
法案成立の時期によるが、仮に来年中に成立・施行すれば、廃止の時期は23年となる。
廃止までの間、厚年基金には解散やほかの企業年金制度への移行を促す。
加入企業が払いきれない積立不足額は、会社員の公的年金である厚生年金保険料で穴埋めする。
専門委員会では、加入企業にどこまで負担を求めるか、厚生年金保険料で救済する範囲はどうするかなどの詳細を議論する。
厚労省は税金投入は国民の理解が得られないと判断した。
だが、厚生年金保険料での穴埋めは、厚年基金と無関係な会社員に影響が及ぶことになる。
最終的に国が救済すれば、基金が積極的に積み立て不足の解消に取り組まなくなるモラルハザード(倫理の欠如)が起きるおそれがある。
2012年10月27日
能力給の割合増やす、58%…経団連の企業調査
おはようございます
今日は秋晴れ
お出かけ日和です。
本日は「能力給の割合増やす、58%…経団連の企業調査」についてです。
産経新聞より
ここから
経団連が25日発表した企業の人事・労務に関するアンケート調査で、給料に占める能力給の割合を現状より増やす企業が過半数を占めた。
経団連は「経営環境が厳しい中、企業は社員の貢献度を一層重視している」と分析している。
調査では、定期昇給制度を持つ企業に今後の必要策を聞いたところ、「年功的な昇給割合を減らし、能力査定の昇給割合を増やす」という回答が58・0%に達した。
「一部の社員を除いて年功的な昇給を廃止し、査定昇給とする」との回答も28・5%あった。
中核社員の人材として重視している点では、「新たな課題に挑戦できる」(61・3%)や「海外拠点で適切に運営管理できる」(32・0%)などが多かった。
一方、国内の組織をうまく調和させたり、幅広い部署を経験していたりする人材への評価は低かった。
調査は、経団連の会員企業など1889社を対象に実施し、578社から回答を得た。
ここまで
年功制の更なる衰退と、能力評価の高まりですね。
記事を読むとここでもグローバル化の波が見えています。
この傾向はしばらく続くでしょう。
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2012年10月26日
北海道庁と労働局、雇用対策で協定 年内に
おはようございます
今日は出張先の会津若松からの更新です!
こちらのお天気は曇り時々晴れの予報です
本日は「北海道庁と労働局、雇用対策で協定 年内に」についてです。
日経新聞より
ここから
北海道庁は年内に厚生労働省北海道労働局と雇用対策で協定を結ぶ。
両者が別々に手掛ける若者向け就労支援の受け付け手続きを一本化。
企業倒産時には失業者情報も共有し、早期の再就職に役立てる。
都道府県と各地の労働局がこうした協定を結ぶのは初めて。
北海道内は全国より雇用情勢が厳しく、就労支援で国との連携を強化する。
実現可能な施策は年度内から始める。
高橋はるみ北海道知事が25日、三井辨雄厚労相と会談し協定締結を要請。
厚労相も理解を示した。
知事は会談後、記者団に「道内は特に若年者の雇用情勢が厳しく労働局との連携を進めたい」と述べた。
ここまで
雇用対策として、都道府県と局の連携は良い考えです。
いままでもっと早めに対応するべきだったのかもしれません。
これから、いろいろな地域に広がっていくのかも知れませんね。
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2012年10月25日
東電、一般社員も年俸制 人件費さらに100億円削減
おはようございます
朝晩はかなり冷え込みますね
通勤電車でコート姿の人を見ました!
本日は「東電、一般社員も年俸制 人件費さらに100億円削減 」についてです。
日経新聞より
ここから
東京電力が2013年度に導入する人事制度が24日、明らかになった。
仕事の成果に応じた賃金で構成する年俸制を一般社員全員に導入する。
「チームリーダー」と呼ぶ一般社員の上級職については年功部分をなくし、役職に応じて賃金を決める「役割給」をとり入れる。
総人件費を抑制しながら、やる気のある社員に報いるのが狙い。
実力主義を徹底した人事処遇制度に変更し、経営再建を急ぐ。
2011年6月以降、一般社員で年収の約20%、管理職で約25%削減 |
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2012年7月、家庭向け電気料金引き上げの認可時に、経済産業省などが一般社員約22%、管理職約31%への削減幅拡大を要求 |
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2013年度、新人事制度を導入して社内の人件費配分を実力主義に |
24日までに新制度を労働組合に提案した。
組合の合意が得られれば、12月をメドに年俸制を導入し、13年度から新制度に完全移行する。
従来、年俸制の適用は管理職のみだった。
年間約3500億円に圧縮していた人件費を新制度導入に伴いさらに約100億円削り、経営合理化を加速する。
役割給はチームリーダーと呼ぶ上級職に導入する。
基本給は役割給と個人の業績に応じて毎年査定する成果反映部分で構成。
勤続年数などに基づく年功的な給与をなくす。
対象者は4万人弱の社員のうち3千人規模になるとみられる。
上級職以外の社員は役割給を導入せず、年齢や経験に応じて決まる年功的な「職能給」を残す。
ただ上限を設け、上級職に昇格しなければ頭打ちとする。
従来は役職にかかわらず職能給が増えていく仕組みで、年功序列の性格が強かった。
新制度では40歳の社員間で約180万円だった年収の差が約350万円に広がる見込み。
東電は昨年から一般社員で約20%、管理職で約25%の年収カットを実施中。
家庭向け電気料金の引き上げを国に申請した際には、料金に転嫁する原価として、カット後の年収を前提に年間3488億円の人件費を計上。
経済産業省などの査定で、当初想定から101億円の削減を求められた。
この水準を目指しながら人件費にメリハリをつける。
努力に報いやすくして、11年度の2倍のペースで進む人材流出にも歯止めをかけたい考えだ。
東電の社員の年収は11年度に平均約570万円だった。
だが、55歳の平均でみると大学卒で約1020万円、高校卒でも約770万円となっており、年齢の高い社員に手厚かった。
ここまで
今までの賃金体系が手厚すぎたのでしょう。
一般企業にとっては当たり前の話ですね。
しかし、年俸制が即人件費圧縮となる印象が記事から出ていますが、これは違います。
あくまでもメリハリをつけるということですね。
ここを間違えないようにしないといけません。
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2012年10月24日
求職者支援制度、7割が就職決定 無期雇用は半数未満
おはようございます
今日も良いお天気です
気温が下がり、過ごしやすいですね!
本日は「求職者支援制度、7割が就職決定 無期雇用は半数未満」についてです。
日経新聞より
ここから
厚生労働省は23日、雇用保険を受給できない求職者向け支援制度の修了者の就職状況を公表した。
今年3月末までに終了した講座を受けていた1万3000人のうち、約7割で就職先が決まった。
一方で、雇用期間の定めがない職に就けたのは約6400人で、半数に満たなかった。
受講希望者が少なく、4分の1の講座が中止に追い込まれていたこともわかった。
この制度は、非正規雇用労働者など雇用保険を受給できない求職者を対象に昨年10月に始まった。
医療介護などの職業訓練を委託された民間企業が実施するとともに、低所得者には生活費(月10万円)と交通費を支援する。
委託先は受講人数に応じて国から奨励金を受け取れるが、受講生が少ないと人件費や会場代の元が取れず、中止する事例が相次いでいる。
ここまで
数字的には成果が出ているのでしょうか?
記事の後半を読んでいると、講座の中止ということは企画のミスマッチなのでしょうか?
実態に合ったものを用意する必要がありますね。
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2012年10月23日
部下のやる気を引き出す上司とは
おはようございます
今日はあいにくのお天気ですね
風も強いです・・・。
本日は「部下のやる気を引き出す上司とは」についてです。
Business Media 誠より
ここから
田中淳子のあっぱれ上司!:
「ああ、経理って本流じゃないんだよなあ。営業みたいに花形でもないし」「新人だから電話とれって言われる。こういう雑用はつまらないなあ」――。
与えられた仕事から何を学ぶか、何を感じ取るか。人によって仕事から得られるものはずいぶん異なると思うが、どういう職場のどういう仕事であっても、意味を見いだせるほうが学べることは多くなり、成長にもつながる。自分で意味や意義を見いだせればそれに越したことはないが、もし部下や後輩が意味を理解せずに仕事に取り組んでいるのに気づいたなら、上司や先輩は教えてやることも必要だ。
●仕事の意味を見出すと仕事が楽しくなる
ある経理部門のマネージャーがこんな話をしてくれた。
「僕のところに新入社員が配属されて、今OJT中なんです。彼にずっと言い続けていることがあります。経理って各部署から出てきた書類通りに支払処理などをしていく部門ではあるけれど、書類を機械的に処理するな、と。どの部署からどういう書類が上がってくるか、意識して見ていなさい。そうすると、社内の仕事の流れがだんだん見えてくるから」
「例えばね、“あ、この部署はこういうものをまとめて購入しているな。ということは、○○を手掛ける予定なんだろうな”とか、“この部署は××会社と取引が増えたけど、こいうアライアンスを組んだのか”とか、経理書類を見ているだけでも各部門の方針だとか動きが分かるようになってくるんだよって」
「経理というと“間接部門だから”とか、“裏方だから”など“つまらない”と思う人もいるんだけど、全社の数字がすべて集まってくる部署なのだと自覚していたら、書類を単なる紙として処理するのではなく、そこに意味を見出すはずなんです。意味が見えてくると、とても楽しくなってくるんですね。僕はそうやってこの部署で長年仕事してきたので、やりがいも感じるし、楽しいと常に思っています。だから、新人にもそういう意識を持ってほしいと思っています」
どういう部門のどういう仕事に就いていても、そこにどのような意味づけをするか、その仕事から何を学ぶかは、自分で考える必要がある。
でも、部下や後輩自身は経験が浅すぎて「仕事」の意味を自分で見つけられない、気づけないケースもある。
その場合は上司や先輩が上記の例のように教えてやるべきだ。そうすれば、部下や後輩は、自分の仕事をより前向きに捉えるようになるだろう。
●電話をとることを単なる「新人仕事」にしない
若手育成の場面では、こういう例がたくさんあるはずだ。
例えば、新入社員が各部署に配属され、最初の指示はたいてい電話をとることである。
グループ電話などがなくなってきて、全員が個人携帯を持っているという職場も増えてはいるが、それでもまだ固定電話を新人に取らせる職場は多い。
新人にとって「電話をとる」という仕事。
一見「新人には何もまだ任せられないから電話でもとっておいて」という「雑用」に見えなくもない。
「新人仕事」というか、「与えられる“仕事”もないので、とりあえず何かしていて」というような仕事だ。
そう考えてしまうと、新人自身も「電話ばっかり取らされている」とやらされ感を感じることもあるだろうし、「電話をとるように指示した先輩」のほうも「新人仕事だから」という程度にしか意義を感じないこともあり得る。
互いに目的意識を持たずに「新人だから電話をとる」と単純に考えているだけの場合もあるだろう。
でも、そこにもきちんと意味を見出して取り組む人がいる。
まずはマナーである。
敬語の使い方。
電話の受け答え。
メモの取り方。
伝言の聴き方、伝え方など、ビジネスマナーの基本がぎゅっと濃縮されているのが「電話応対」だ。
でも学べることは、単にビジネスマナーだけではない。
●上司の役割は「やらされ感」を減らすこと
ある若手が「電話をとるのが最初はすごく怖かったけれど、それでも頑張ってとっている内にいろいろと分かってきました」と話してくれた。
入社して10カ月もたとうかという冬のことである。
「よく電話がかかってくる人はどういう会社のどういう人か、誰あてにかけてくることが多いかを観察していると、取引関係とか人間関係とか仕事の流れみたいなものがおぼろげながら分かってくることに気づいたんです」と言う。
「最初は意味不明だった専門用語も耳馴れてきて、もちろん自分で調べてもみました。まだ新人なので自分あてにかかってくる電話は皆無ですが、電話の取り次ぎをしているだけでも、業務に関わる用語を覚えたり、仕事で関わりのある社内外の方の社名やお名前、製品やサービス名を覚えたりできるんですね」
こういう感性はステキだ。
もしこの彼のように自ら気づくことがなかったとしたら、先輩や上司が「電話をとることの意味や意義、電話をとるということから学んでほしいこと」を説明するべきだろう。
どのような仕事にも意味があるし、そこから学べることはあるはず。
学ぶ当人が気づき、自分なりの意味づけをすることができればそれに越したことはないが、当人が気づかないのであれば、上司や先輩が「この仕事の意味はね」と説明することが重要だ。
「やらされ仕事」とか「やらされ感」という言葉があり、これは、たいていの場合「やる気が出ない」仕事の要因として使われる言葉でもあるが、そういう風に捉える前にその仕事にどのような意味づけをするのか、どのような意義を見出すのかをまずきちんと考えることも必要である。
●小さい仕事も「やって当たり前」ではない
上司や先輩にできることはもう1つある。
華々しい仕事だけではなく、裏方の仕事や誰かがやらねばならない規模の小さな仕事に取り組む若手に対して、労いの言葉をかけることである。
「新人だから、若手だからやって当たり前」と捉えるのではなく「ガンバっているな」「貢献しているな」と思い、声をかけることも大切だ。
ある若手エンジニアの話である。
「僕が新人だったときのことです。毎年、新人が担当することになっている単純な作業がありました。最初は任されたことがうれしくて、取り組んでいたのですが、数カ月もすると段取りも覚えてしまうし、とてもつまらなくなりました。そんな時、作業中にたまたま脇を通りかかった先輩に声をかけられました。“君がやっている作業は、とても地味だけど、重要な仕事なんだよ。みんなのためにありがとう”。この一言はとてもうれしくて、自分のしていることの意味を再確認し、それ以来、つまらないなどと気分が腐ることもなく、翌年の新入社員が入社するまで一生懸命取り組みました」
「地味だけど大切な仕事。皆のためにありがとう」――。
なかなか言えるセリフではない。
こういう声をかけられる先輩は後輩のやる気を常に刺激してくれる存在なのであろう。
どういう仕事でも意味を考えさせ、そこから学ぶポイントも意識させる。
そして、取り組んでいる若手をよく観察し、時々は労いなどのフィードバックを伝える。
大きなプロジェクトを通じて若手を育てることもあるけれど、こういう日々のちょっとした業務を通じても学びを促すことは十分にできるのである。
ここまで
もっとな事ばかりですね。
特に部下を見る眼については、意識しないとなかなかできません。
また、「小さい仕事も「やって当たり前」ではない」ということを考えるには、日頃からの意識付けが大切です。
部下のやる気を引き出すには、まずは自分からですね。
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2012年10月22日
大卒内定2年連続増 13年度採用調査、製造業は減少
おはようございます
今日も秋晴れですね
朝晩はかなり冷え込んできました。
本日は「大卒内定2年連続増 13年度採用調査、製造業は減少」についてです。
日経新聞より
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日本経済新聞社が21日まとめた2013年度採用状況調査によると、主要企業の大卒採用内定者数(13年春入社)は今春実績比3.5%増と2年連続で伸びた。
小売りなど非製造業が同6.6%増と5年ぶりに増加。団塊世代の大量退職に対応するほか、海外や環境関連など成長分野の開拓へ採用を増やす。
ただ、世界景気の減速や日中関係の悪化を受け、今後は就職環境に不透明感も出そうだ。
非製造業は20業種中15業種がプラスだった。
ホテル・旅行(48.1%増)、不動産・住宅(22.8%増)、百貨店・スーパー(10.6%増)の伸びが目立った。
円高による海外旅行人気を受けJTBグループは前年度比7割増。
銀行は同7.2%増で、三井住友銀行は同40.6%増の1140人になった。
電力は東京電力が前年度に続き採用ゼロだったほか関西電力なども減らし、全体では前年度比14.0%減だった。
製造業は1.6%減と3年ぶりのマイナス。
業績悪化に苦しむ電機(3.5%減)や造船(9.6%減)などが落ち込み、17業種中9業種が採用を減らした。
ただ環境対応車などの開発を強化する自動車・部品は2.5%増と堅調だった。
文科系は5.6%増と4年ぶりの増加。スマートフォン(高機能携帯電話)販売に力を入れるソフトバンクグループの採用増などが寄与した。
理工系は0.7%減と2年ぶりのマイナスだった。
景気の先行きには不透明感も広がっており、日本総合研究所の山田久調査部長は「景気動向次第で冷え込む可能性はある」と指摘する。
同時にグローバル採用の動向を聞いたところ、海外採用が国内を上回る企業もでてきた。
パナソニックは海外現地法人での採用者数が1100人と、国内採用の350人を大幅に上回る。
本社などで人員削減を進めるが、新卒者は「将来のグローバル成長に必要な基幹人材」としている。
「ユニクロ」を展開するファーストリテイリンググループも海外が950人で国内の500人を上回る。
13年8月期に海外出店数を150に増やす計画で、店長などの人材を確保する。
ここまで
業種によって大きな違いがあります。
ただし、全体的には良い方向に向かっているのでしょうか?
採用の人数が世の中の流れと比例していくことでしょう。
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