2013年06月10日
組織構築の時に考えなければならないこと
おはようございます
今日も曇り、晴れでしょうか
明日からまた、梅雨空の予報ですね。
本日は「組織構築の時に考えなければならないこと」についてです。
組織構築のときに考えなければならないことは何でしょうか?
採用のことでしょうか。
仕事の割り振りのことでしょうか。
仮に、あなたが1人で会社を起こしたとします。
起業したてのときは、社長が何から何までこなします。
事務所の物件探しから、引越しの手配、電話回線の手続き、コピーのリースの契約、関連先への挨拶状の発送準備など・・・
数えていたきりがありません。
「1日24時間じゃ足りないよ!!」という状況に陥るのは目に見えています。
このような状況を打破するために協力者を募ります。
「協力者を募る」といっても、身内を中心に声をかけたり、前の職場の同僚や先輩、後輩をさそったりと、知り合いに声をかけ、協力してくれる人を探します。
しかし、この前に良く考えなければならないことがあるのです。
それは【組織図】を作ることです。
このことがピンとこない方がいると思うので、別の言い方をすれば、仕事の範囲を事前に設定して、役割分担を決めておくのです。
そのためには、社員を採用する前に組織図を作成することをお勧めします。
社員を採用する前に、組織図を作って、役割分担を明確にしておく事は、私の友人のK社長から教わりました。
彼は、私より1年前に自分のビジネスを立ち上げました。
資格を活かし、測量の仕事と登記の仕事で会社を起こしました。
しかし、立ち上げ当初は資金的にも厳しく、当然に他人を雇う余裕などありません。
ただ、K社長は「近い将来、必ず人手が必要になるので、そこまで見越した経営が必要だ。」と言っていました。
そして、役割分担を明確にした組織図を作りました。
社長がトップに位置し、営業部、業務部、管理部が並列で書かれていました。
組織図を見せてもらって思わずわらってしまったのです。
それは、K社長が最初に作った組織図で、担当者の名前が全部自分の名前だったのです。
しかし、K社長は、この役割に忠実に業務をこなしました。
たとえば新規営業のときは「今の自分は社長としての仕事ではなく、営業部長としての仕事をしているのだ」と話してくれました。
実際に、部長として仕事をしているから「今の時給は1万円だ」と独り言のようにつぶやいていました。
実際に領収書を整理している時に「今の時給はいくらですか?」と問いかけたことがあります。
K社長は「2,000円かな」と答えてくれました。
K社長は、自分自身で業務のすみわけ、価値の違いを常に認識していたのです。
K社長が起業して、半年弱がたったところで、業務の人を採用しました。
採用したときに「何を任せるか、具体的にイメージもあるし、引き継がせる業務のメモもある。」といっていました。
役割分担がきちんと出来ていたので、新たに雇われた人はその日のうちに業務をこなすことが出来たのです。
大手の企業など、「とりあえず仕事の勉強をしておいて。」と入社一日目は机に座らされてしまうケースがありませんか?
中小企業で、少ない資源で事業を走らせている企業にとって、人材、時間の大きな損失となるのです。
K社長のところに話を戻しましょう。
K社長は、しばらくして営業が出来る人を雇い入れました。
この場合も、任せる業務範囲や内容がまとまっていたので、スムーズに仕事を任せることが出来たのです。
もし、あなたが起業したてで組織図が無い場合は組織図をイメージしてましょう。
この資料を基に自分の会社の組織図を改めて作ってみましょう。
役割分担、業務内容も含めて作りましょう。
また、会社の部門のリーダーの方も、あなたの部署の組織図を作成してみましょう。
階会社全体の組織図とは別のものです。
この場合、役割が不明確だったり、微妙に業務の流れが「なんとなく」出来ていたりする場合が多いです。
ここを明確にすることにより、チームのボトルネックが見えてくることが良くあります。作成してみてください。
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