2013年05月16日
「やる気を出せ」といってはいけない!

今日は出張先の会津若松からの更新です!
こちらは良いお天気です!
本日は「「やる気を出せ」といってはいけない!」についてです。
「部下にやる気を出させたい」この言葉をいろいろな場面で多くの人にご相談されます。
部下のやる気をコントロールして、仕事の成果を上げたいという上司が多いのも事実です。
しかし、部下にやる気を出させることが果たしてできるのでしょうか?
部下に「やる気を出せ」と言っても、本当にやる気を出した部下がいるでしょうか?
私はこの質問を逆に社長や上司に返します。
すると多くの人が沈黙してしまいます。
「やる気を出せ」ということは上席の単なるわがままなのではないでしょうか。
そもそも「やる気」とは何らかの原因や理由があって生まれてくるものであり、原因抜きや理由がないのに「やる気」がアップすることはありえないのです。
ところが、やる気がみなぎっていて、成果をあげている姿をみるとやる気の基となっている原因や理由を忘れてしまうのです。
そして、直接「やる気を出せ」となってしまうのです。
部下にやる気を出してもらいたいのなら、やる気を出す原因に働きかけないといけません。
では、やる気の原因を見てみましょう。
それは、
〇仕事の面白さ
〇給料をもっともらいたい
〇出世したい
〇社内で認められたい
などでしょう。
これらの原因を刺激するためには
「仕事の面白さを業務中に伝えていく」
「仕事の成果によって処遇がアップする環境を整える」
「キャリアアップの機会を与える」
「目標達成の方法を伝える」
などです。
言葉にすると簡単かもしれませんが、実際にこれら行動に移すとなると厳しいでしょう。
より具体的な方法、手法がわからないケースもあります。
さらに、個人の気持ちに訴えかけるものなので、「正解」という答えはありません。
社長や上司がここまで考えて色々な環境整備をおこなっても、気がつかない・・・ということもあるでしょう。
しかし、あきらめてはいけません。
部下の「やる気」にフォーカスしすぎず、仕事の環境を整えることが、結果部下のやる気を底上げしているのです。
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