2013年03月01日
自分と似た人間を評価する
おはようございます
今日は曇り
これからお天気が下り坂のようですね
本日は「自分と似た人間を評価する」についてです。
公平な評価をするのが難しいのは、評価する側もされる側も感情を持った人間だからです。
無意識のうちに、相手に対する「好き嫌い」の気持ちが入り込む危険性があります。
業務のスキルが未熟で、残業が多い部下に対する評価を例に挙げてみましょう。
この部下は、毎日頑張って残業し、一応人並みの結果を出しています。
残業してでも努力していることを評価する上司は高得点を付けるでしょう。
仕事の成果だけを見る上司は平均点を与えます。
コスト意識の強い上司は、残業代がかかって平均的な成果しか出していないと、辛い点数を付けるはずです。
どこを基準に判断するかによって、結果が大きく変わるのです。
これを避けるためには、客観的な判断基準を持つことが必要です。
例えば、売り上げ、利益、件数などの「数字」に注目すると、不満の少ない評価となり、今後のマネジメントにも役立つ資料となります。
はっきりした視点を持っていないと、上司の主観に基づく評価になってしまいます。
そして、自分と考え方、行動パターンが似ている部下に甘い採点をしがちです。
おそらく無意識のうちに自分との共通点を見つけ、親近感が沸いてくるのでしょう。
「類は友を呼ぶ」では無いですが、色々な会社を横断的に見ていると、同じ会社で、社員のタイプが同じところを良く見ます。
特にオーナー社長が直接面接する場合などはこの傾向は顕著に現れます。
おそらく、知らぬまに似たようなタイプを採用しているのでしょう。
そして、自分と同じような社員をそろえているのかもしれません。
実際に、「社長と似ているな」と思われる人が多い会社もあります。
ただし、そんな会社ばかりではありません。
上司としては自分と似たタイプに親近感等を持った場合に特に注意が必要です。
そんな部下を甘く見てしまう傾向が大きいからです。
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