2013年02月14日
数字や結果よりも部下の行動に注目しよう
おはようございます
今日の都心は雲が多いです
気温も低めでしょうか。
本日は「数字や結果よりも部下の行動に注目しよう」についてです。
人は誰かに認められたいという欲求があります。
小さい子供でも、歳を重ねた大人でも同じです。
だから、叱るだけでは人は成長しないのです。
ほめることが必要となるのです。
ただ、そのほめられ方にも内容があります。
私のクライアント先のある部長は部下にとても人気のある人です。
そして、部下の方からその理由を伺うと同じような言葉が返ってきました。
「部長は、部下をその気にさせるのです。そして、のせられちゃうんですよ!」
せっかく理由を聞いても、具体的にその意味は分かりませんでした。
しばらくその会社を訪問していると、確かにその部署の部下の様子は生き生きしているし、業績も好調のようです。
ここは、部長に直接聞いたほうが早いと思い、少し時間を取ってもらいました。
すると、部長は
「すこしほめ方を意識しているだけです。」とお答えかなりました。
それは、
「先月の営業数字は前月から大幅にアップしているね。他の部員は苦戦しているね。お疲れ様」というよりも、
「先月の数字は大幅アップだね。君は普段からこつこつと努力しているから、それが結果になって表れたのだよ。これからも頑張ってください」
と言うように心掛けています。
つまり、社員をほめるとき「結果」に対してほめるだけではなく、社員の努力や達成したプロセスにも意識をフォーカスして、そのことについて賛辞を述べているのです。
これは、結果に対しての言葉より、社員一人にフォーカスされているので、言われた本人は「部長は、普段の努力を見ていてくれた。」「多くの部員がいる中で、私の努力を見ていてくれた。」ということになり、部下が「勝手に」やる気を出しているとの事です。
部長は、ほめるときに「ちょっと意識をしている」と話されていましたが、部下、一人ひとりをよく見ていないとすぐに言葉に表れないでしょう。
その秘密も尋ねてみたら「部長は「普段の行動だけ見ているだけです。ただ、印象が変わったり、行動が変化したと思うときは、その時は、きっと何か前とは違うことをしているのではないかなと考えるようにしています。」
この答えが全てでしょう。
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