2010年12月29日
出る杭は打たれる?
おはようございます
今日も冬ばれ
大掃除日和ですね!
本日は「出る杭は打たれる?」についてです。
先日、ある社長と「社内表彰制度」について話をしていました。
社長は、「表彰制度を設けて社内を活性化したい」とのことでした。
しかし、浮かない顔をしていまひとつ実現しない空気が漂っていました。
私はその理由を尋ねたところ
社長は「以前、業界団体から表彰を受けた社員が職場で浮いてしまった」
ということがあったそうです。
また、ある雑誌を発行している会社で聞いた話です。
ビジネス雑誌に若手の社員の特集を組もうとして、
社員に登場してもらおうと、交渉しました。
そうすると、会社が「仕事は組織でやっているので・・・」
とやんわりと断られてしまうことが多いそうです。
本当は「雑誌に出たい」と思っている社員も多いはずです。
しかし、会社が「特定の社員にスポットがあたること」を恐れています。
確かに、欧米などと比べると個人の仕事の分担や責任ははっきりしません。
また、個人ごとに職務が分かれていても、組織単位で仕事が完結します。
つまり、「みんなでやる」ことが強調されています。
「みんなで!」という雰囲気があるので、
社員も自分から「私が」といえない環境です。
仮に、自らてを上げて、目だったら
○ ひがみ
○ やっかみ
の対象となり、今後に影響がでるかもしれません。
このような環境では、会社から
○ プロになれ
○ 社内だけではなく、社外でも通用する人となれ
といっても説得力はありません。
これは会社に限らず
○ 学校
○ 地域
などでも同じことです。
私たちは幼いころから「出る杭は打たれる」ということに
適用していたのです。
最初の社長との話に戻りましょう。
私から、雑誌社の話をし、
個人に対するやっかみ等の警戒を伝えました。
そこで、実際にどうしたらいいのかを考えました。
「出る杭」と感じさせることが不安であれば、
心の報酬として、経営側が個人の功績等を認めることが重要です。
それは、単に上司が
○ 認める
○ 褒める
だけでも大きな効果があるのです。
社長は「全社を上げて表彰などをすれば、やる気が上がる」
と考えています。
しかし、その前に「社員の頑張り」を認めることが必要です。
実際、このことが出来ていない企業が多いのも事実です。
ここで多くの社長は「言わなくても分かるはず」といいます。
しかし、実際は「言わなければ分からない」のです。
この部分は、会社と社員で大きな隔たりがあるところです。
特に、社長が感じているより社員の方がその何倍も思っています。
たった一言で社員が「救われる」ケースが多いのも事実なのです。
皆さんの会社はいかがでしょうか?
○ やる気を上げる
○ モチベーション対策
という前に「当たり前」の頑張りに対する「承認」が必要です。
「あれ?自分はできていないな?」と考える人がいたら、
まずは本人の頑張りを伝えることです。
たった一言でいいのです。
社長や上司はこれを実行してくださいね。
照れていてはいけませんよ。
そして、社員のモチベーションを上げるのは、ここが第一歩です。
改めて気にしてみましょう!
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