2010年07月05日

社員のモチベーションを上げる第一歩は?

おはようございます

寝苦しい夜が続きますね

体調には気をつけましょう。

 

本日は「社員のモチベーションを上げる第一歩は?」についてです。

「最近、やる気がない社員が多い・・・」

こんな社長達の声を聞きます。

会社としても、いきなりやる気をなくされても困りますよね。

しかし、多くの会社で、やる気が低下した社員が増えているのも事実です。

新入社員に限らず、ベテラン社員までもが同じ状況となっています。

その原因は現在の経済環境にあるといわれています。

確かに「100年に1度の不況」といわれている経済環境です。

多くの会社では「生き残り」をかけて、ぎりぎりの経営を行っています。


その結果、社員に対する「圧」は一段と高まっています。

そして、

○ 雇用の不安 

○ 将来の不安

が高まっています。


 
厳しい時代になればなるほど、社員のモチベーションが重要となります。

しかし、わが国ではモチベーションが年々下がっているのです。

 
内閣府の調べによる「国民生活選好度調査」では、

 「仕事についての満足感」を持つ社員の割合が

○ 1978年・・・30.5%

○ 1987年・・・21.7%

○ 1996年・・・18.3%

○ 2005年・・・16.6%

となっているのです。


これは「国全体の経済活力低下が問題である」とコメントしています。 

そして、原因の第一が「経営者や上司への信頼の低下」となっているのです。

つまり、リーダーに対する不信感が年々高まっているのです。


また、雇用の多様化から「生きがい・やりがいの変化」も上げられます。

これは各年代の社員の雇用の背景などが影響しています。


最近の傾向としては、
 
お金よりも「仕事の達成感」「自分の仕事が重要だ」と感じた時などです。

給料や福利厚生よりも、仕事そのものに対する

○ 達成感

○ 充実感

○ 誇り

などといったメンタルな部分への関心が高いことが分かります。


さらに、モチベーションに大きく影響しているのが

職場の人間関係です。

2007年に発表された厚生労働省の「労働者健康状況調査」によると

「約6割の社員が仕事や職場生活に関する強いストレスを感じている」

とのことです。


その中でもっとも多いのが「職場の人間関係」なのです。

職場の人間関係がギクシャクしていては、

モチベーションが高まるはずがありません。


具体的には、人間関係が悪化 → コミュニケーション不足

→ 他の社員に対する疑心暗鬼 → 更なる人間関係悪化

を繰り返すこととなっているのです。


こうなってしまったら、仕事どころではありません。


しかし、長い時間ではびこった負の資産を

いきなり取り除くことも難しいのです。


急に経営者や上司の信頼関係が高まることもないし、

受身で仕事を捕らえている人が「仕事にやりがい」を求めるには

時間がかかるでしょう。


しかし、職場の人間関係に関しては、工夫によって変えられます。

人事異動、配置転換を多様すれば、その解消になる可能性が高いでしょう。

 
その際は、職場にはびこる「悪化した人間関係」のモトを

会社が把握しなければなりません。


そのためには

○ 社員とのコミュニケーション量を増やす

○ 社員とのコミュニケーションの質を高める

○ 特定の社員ではなく、多くの社員とのコミュニケーションを図る

などを実施するのです。


そして、職場環境を悪化させる原因を仮定し、

対策を講じるのです。

まずは、ここからです。


日々の問題を取り除くことにより、仕事がしやすくなり、

余裕が生まれます。


余裕が生まれれば、マイナスのことではなく、

プラスのことも考えられるようになります。

 

そうすれば、負のスパイラルから抜け出せるのです。

まずは「職場の人間関係」の改善から、行動しましょう。
 
このことは、早ければ、早いほどいいのです。

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utsumisr at 07:40│Comments(0)TrackBack(0) モチベーション 

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