2010年04月26日
企業の年金費用縮小 株価上昇で利回り改善
おはようございます
今日もいい天気ですね
穏やかな一日になりそうです。
本日は「企業の年金費用縮小 株価上昇で利回り改善」についてです。
日経新聞より
ここから
主要企業の年金資産の運用利回りが改善している。
株式相場の上昇を受け、三井化学は2010年3月期に約23%の運用利回りを確保。
前の期の大幅なマイナスからプラスに転じる企業が目立つ。
運用の好転で企業の年金積み立て不足は縮小する。
東芝の年金費用が年30億円減るなど今期の業績回復を下支えする。
日本経済新聞社が主要な企業に聞き取り調査した。
前期の運用利回りは東芝が20%、は14%となった。
ホンダや日産自動車なども利回りがプラスに転じたもよう。
「運用の大半を占める国内株が盛り返した」(三菱自動車幹部)
債券相場も安定し、株式での運用比率が低い企業でも利回りは改善した。
債券運用が6割の資生堂は利回りが十数%に回復したようだ。
企業は毎期、年金運用について予測と実績の違いを算出。
利回りが好転すると、費用が減り、業績への負担が軽くなる。
三井化学は11年3月期の年金費用が20億円程度減り、営業損益が3期ぶりに黒字になる見通し。
近畿日本鉄道も10億円強の費用削減効果を見込む。
日立製作所は年金費用が20億〜30億円減る。
上場企業1798社(新興・金融を除く)の年金資産は前の期で約34兆円で、積み立て不足は約14兆円。
格付投資情報センター(R&I)が約130の企業年金を対象に集計した前期の運用利回り14%を当てはめると「年金資産が約1割(約3兆円)増え、その点に限れば理論上は積み立て不足も同じ額だけ減る」(三菱UFJ信託銀行・年金コンサルティング部の佐野邦明専門顧問)。
株高で年金財政の悪化に歯止めがかかったが、年金の積み立て不足は依然高水準。
国際会計基準への移行などもにらみ企業年金制度を変更する動きは今後も続きそうだ。
ここまで
企業年金の運用は株価に影響を受けます。
確定給付であれば、支給額が決まっています。
運用が失敗したら、穴埋めを企業がしないといけません。
退職金が景気と連動しています。
このままでは、安定した運用となりません。
確定拠出型はこの点、企業側のリスクは少ないのですが・・・
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